2025年4月1日時点のゴルフ場保有ランキング(国内既設ゴルフ場のホール数基準)だが、トップは言わずもがな、今年1月31日にアコーディア・ゴルフの親会社株式を5,100億円で取得した平和グループ。
2大大手ゴルフ場企業が1つになったことから、コース数321コース、ホール数6,822ホール(以下H)となり、内訳はアコーディア・ゴルフが和木GC(18H・山口)の取得と浜田GL(同・島根)の売却で前年と変わらず172コース3,582H、PGMが一志GC(同・三重)と竜王GC(同・滋賀)の取得で前年比2コース36H増の149コース3,240Hとなっている。
ゴルフ場運営会社として国内最大、保有ゴルフ場数ベースでは世界最大となった平和グループの誕生によって、2位以下のランクは繰り上がりなど変動している。
2位は市川ゴルフ興業グループで30コース567H、3位は西武グループで19コース423H、4位は東急グループで19コース387H。3グループとも前年より1ランクアップだが、この1年でゴルフ場売買の動きはなかった。
5位は前年より2ランクアップのシャトレーゼでヴィーゴCC(18H・長野)の1コースが増えて19コース378Hとなっている。
7~10位は、7位リソルグループ(前年8位)18コース333H、8位ユニマットグループ(同9位)18コース324HとGCEグループ(同9位)14コース324H、10位リゾートトラスト(同12位)14コース306H。
リゾートトラストは、2023年にGC金沢L(18H・石川)を取得し会員制リゾートホテルを建設する計画と表明、同年8月に石川県と開発用地取得に関する契約を締結した。令和6年能登半島地震で休場していたコースについては復旧工事を行い2025年4月に仮オープンしたことから、グループコースとしてカウントした。クラブハウス解体跡地に建設中の会員制リゾートホテルは2029年3月開業予定で、会員権販売を2025年3月21日に開始した。
13位の東京建物グループが1960年開場の小山GC(18H・栃木)を株式取得により傘下に収め、前年比1コース18H増の13コース261Hとなり、前年から2ランクアップした。
国内保有ランキング17位のバンリューゴルフは、ヴィレッジ東軽井沢GC(18H・群馬)が2024年5月にM&Aで経営会社株式を他社に譲渡したほか、前年まで保有にカウントしていたマダムJGC(18H・兵庫)と東ノ宮CC(27H・栃木)がグループから外れていることが確認できた。これにより、前年に比べ3コース63H減の11コース207Hとなり、ランキングが一気に4ランク下がった。 ゴルフ特信調べ